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自分の人生なのに、自分で決められない人へ

電車内で鞄を抱え、スマホを手に悩む30代男性

自分の人生なのだから、自分で決めればいい。

頭ではわかっているのに、なぜか決められない。

転職するのか、この会社に残るのか。

結婚するのか、しないのか。

今の場所に住み続けるのか、環境を変えるのか。

誰かに反対されるのが怖い。

失敗して後悔するのが怖い。

「 普通はこうする 」という言葉も気になる。

そうやって考えているうちに、気づけば誰かの意見を「 正解 」にしてしまう。

でも、自分の人生を自分で決められないのは、意志が弱いからとは限りません。

むしろ、失敗したくない、誰かを傷つけたくない、後悔したくないと真剣に考えているからこそ、決められなくなることがあります。

この記事では、なぜ私たちは自分の人生なのに決められなくなるのかを考えながら、「 自分で選ぶ 」とはどういうことなのかを、映画の物語と一緒に考えてみます。

01 自分の人生なのに、自分で決められない

スマホの返信を前に深刻な表情で悩む男性

「 自分で決めたい 」のに、誰かの答えを探してしまう

人生について悩んだとき、私たちはよく検索します。

「 転職した方がいい 」

「 この年齢なら結婚すべき 」

「 仕事を辞めるべきか 」

「 人生で後悔しない選択 」

もちろん、情報を集めることは悪いことではありません。

むしろ、大きな決断ほど情報収集は必要です。

問題は、情報を集めるうちに「 自分で判断するための材料 」ではなく「 誰かが出してくれた正解 」を探し始めることです。

Aという選択をした人は「 Aが正解だった 」と言う。

Bという選択をした人は「 Bの方が幸せだった 」と言う。

どちらも間違っていません。

なぜなら、その人にとっての人生だからです。

それなのに私たちは、自分にも当てはまる「 正解 」がどこかにあると思ってしまう。

だから、いつまで経っても決められない。

本当は答えがない問題なのに、答えを探し続けてしまうからです。

「 正しい選択 」を探すほど、人生は決められなくなる

人生の選択が難しいのは、選ぶ前に結果を見ることができないからです。

転職してみなければ、その会社が自分に合うかわかりません。

引っ越してみなければ、その場所で幸せに暮らせるかわかりません。

新しいことを始めてみなければ、それが自分に向いているかわかりません。

つまり、「 正解だと確認してから選ぶ 」ことはできないのです。

それでも私たちは、できるだけ失敗しない選択をしようとします。

そして、調べる。

人に相談する。

さらに調べる。

また相談する。

そのうち、何がしたかったのかすらわからなくなる。

だから人生に必要なのは、すべての答えを知ることではありません。

「 これが正解かはわからない。でも、自分はこれを選ぶ 」と言えること。

そこからしか始まらない人生もあります。

02 なぜ、自分の人生を自分で決められなくなるのか

同じ方向へ歩く社会人の群衆の中で振り返る男性

「 普通はこうする 」が、自分の意思にすり替わる

自分の考えだと思っていたものが、実は周囲から受け取った価値観だった。

そんなことは珍しくありません。

親から言われたこと。

学校で教えられたこと。

会社で評価されたこと。

友人が選んだ道。

世間で「 幸せ 」とされている生き方。

それらが少しずつ積み重なって、自分の中の基準になります。

「 正社員の方が安心 」

「 この年齢なら結婚するもの 」

「 ある程度出世した方がいい 」

「 家を買った方がいい 」

どれも一つの価値観としては間違っていません。

ただ、「 みんながそうしている 」と「 自分もそうしたい 」は別の話です。

ここを混同すると、自分の人生なのに、自分ではない誰かの基準で選ぶことになります。

失敗したときの責任まで考えるから、怖くなる

30代、40代になると、人生の選択が怖くなるのは当然です。

若い頃より、背負っているものが増えているからです。

仕事。

お金。

家族。

親。

将来。

一つの決断が、自分だけではなく周囲にも影響することがあります。

だから簡単には決められない。これは「 優柔不断 」とは少し違います。

責任を知ったからこそ、慎重になっている。そう考えることもできます。

ただし、慎重になることと、永遠に決めないことは違います。

どれだけ考えても、未来を完全に予測することはできません。

最後には、どこかで決めなければならない。

だから必要なのは、「 絶対に失敗しない選択 」ではなく、失敗したとしても自分で引き受けられる選択なのだと思います。

「 誰かに決めてもらえば、失敗しても自分だけの責任にならない 」

少し厳しい話をします。

誰かに相談すること自体は、何も悪くありません。

親に聞いてもいい。

友人に相談してもいい。

上司や専門家の意見を聞いてもいい。

むしろ、重要な決断ほど人の意見を聞いた方がいい場合もあります。

ただ、

「 親がそう言ったから 」

「 会社に言われたから 」

「 みんながそうしているから 」

という理由だけで選び続けると、あとで苦しくなることがあります。

なぜなら、自分の人生なのに、自分で選んだ感覚が残らないからです。

人の意見を聞く。でも、最後に選ぶのは自分。

この二つは両立します。

「 自分で決める 」とは、誰にも相談しないことではありません。

相談したうえで、最後の決定権を自分の手元に戻すことです。

03 「 自分で決める 」とは、好き勝手に生きることではない

誰かの意見を聞いてもいい。最後に選ぶのが自分ならいい

「 自分らしく生きよう 」

「 他人の目なんて気にするな 」

そんな言葉を簡単に言うことはできます。

でも、現実の人生はそんなに単純ではありません。

家族がいるなら、家族の意見も大切です。

仕事をしているなら、会社の事情も考える必要があります。

お金が必要なら、収入も無視できません。

だから、何でも自分の好きなようにする必要はない。

むしろ、いろいろな事情を考えたうえで、それでも最後は自分が選ぶことに意味があります。

「 家族が反対したから諦める 」ではなく、「 家族の意見も聞いた。そのうえで、私はこうする 」と言える状態です。

誰かの意見を取り入れたとしても、それは自分の選択にできます。

人生は、一人で生きるものではありません。

だからこそ、他人と一緒に考えながら、自分の人生を自分で選ぶことが大切なのだと思います。

人生の選択は、あとから変えてもいい

もう一つ、決断を難しくしているものがあります。

「 一度決めたら、最後まで貫かなければならない 」という考え方です。

転職したら、その会社で頑張り続けなければならない。

引っ越したら、そこで暮らし続けなければならない。

何かを始めたら、途中でやめてはいけない。

でも、本当にそうでしょうか。

人生は、契約書ではありません。

選んだあとに、「 やっぱり違った 」と気づくこともあります。

そのときに変えていい。

やめてもいい。

戻ってもいい。

もう一度考え直してもいい。

その時点の自分が選んだことを、未来の自分が変更してはいけない理由はありません。

むしろ、「 あとで変えてもいい 」と思えれば、最初の一歩は少し軽くなります。

▼ポイント

  • 正解を確認してから決めることはできない
  • 人の意見を聞いても、最後は自分で選ぶ
  • 一度決めたことを、あとから変えてもいい

04 それでも決められない夜に、観てほしい作品

ここまで読んでも、「 そうは言っても、自分が何を選びたいのかわからない 」という人もいるでしょう。

それでいいと思います。

人生の答えを、数分の記事を読んだだけで決める必要はありません。

そんなときは、誰かの人生を少しだけ覗いてみる。

映画には、それができます。

ここでは、「 この映画を観れば人生が変わる 」という作品ではなく、登場人物の選択を見ながら、自分の人生について考えられる作品を選びます。

「 誰かに決められた人生 」から抜け出す『 トゥルーマン・ショー 』

完璧な街の中で空を見上げ立ち尽くす男性

トゥルーマン・ショー 』は、自分が暮らしている世界そのものに疑問を持ち始めた男性の物語です。

トゥルーマンは、何も知らないまま「 普通の人生 」を送っています。

仕事があり、家があり、妻がいる。

一見すると、何の問題もありません。

ところが、少しずつ世界の不自然さに気づいていく。

そして、自分が信じてきた人生そのものを疑うようになります。

この作品が面白いのは、単純に「 自由になろう 」という話ではないところです。

今まで信じてきたものを捨てることには、当然怖さがあります。

それでも、自分の目で確かめようとする。

「 これは本当に自分が選んだ人生なのか? 」

そんな問いを持っている人には、かなり刺さる映画です。

「 本当は何がしたいのか 」を考えたくなる『 LIFE!/ライフ 』

雄大な山々を前に人生について考えるスーツ姿の男性

毎日同じ仕事をして、同じ生活を繰り返す。

そんな主人公が、ある出来事をきっかけに現実の世界へ飛び出していく物語です。

この映画で好きなのは、「 大きな夢を追いかけよう 」という単純なメッセージになっていないところです。

人生を変えるために、会社を辞める必要があるわけではない。

遠くへ引っ越す必要もない。

重要なのは、自分の人生を自分が生きているという感覚を取り戻すことです。

30代を過ぎると、毎日が仕事や生活の繰り返しになりやすい。

気づけば、「 自分は何がしたかったんだろう 」と思うこともあります。

そんな夜に観ると、少しだけ外へ出てみたくなる作品です。

「 他人が決めた正解 」ではなく、自分の人生を選ぶ『 グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち 』

秋のキャンパスを振り返りながら歩き出す青年の後ろ姿

才能がありながら、自分の人生をどうするのか決められない青年が主人公です。

周囲から見れば、進むべき道はある。

才能を活かせばいい。

もっと良い人生を目指せばいい。

それでも本人は、簡単にはそこへ進めません。

この映画が大人になってから刺さるのは、単純な「 夢を追おう 」という話ではないからです。

人は、自分の可能性がわかっていても、それを選べないことがあります。

怖いからです。

失敗するのが怖い。

環境を変えるのが怖い。

今までの自分を捨てるのが怖い。

それでも最後には、自分自身で選ばなければならない。

「 自分には何ができるか 」と「 自分はどう生きたいか 」は、同じではありません。

その違いを静かに考えさせてくれる作品です。

「 普通の人生 」から少し離れて、自分の幸せを考える『 PERFECT DAYS 』

穏やかな日常の中で窓の外を静かに見つめる男性

毎日ほぼ同じ時間に起き、仕事をして、帰宅する。

一見すると、とても単調な人生です。

それでも主人公は、その日々の中に小さな楽しみを見つけながら暮らしています。

この映画には、派手な成功もありません。

人生を大きく変える出来事が次々と起こるわけでもない。

だからこそ、「 幸せな人生とは、他人から見て立派な人生なのだろうか 」と考えさせられます。

出世する。

お金を稼ぐ。

有名になる。

家を買う。

結婚する。

そうしたものを手に入れなければ幸せではない、と誰が決めたのでしょう。

人生を自分で決めるということは、何か大きなことを成し遂げることではないのかもしれません。

「 自分は、この暮らしを選んでいる 」

そう思えることも、一つの答えです。


ここで紹介した作品を観て、「 自分の人生について少し考えてみたい 」と思ったなら、まずは一本だけ選んでみてください。

すべて観る必要はありません。

映画を観終わったあとに、「 自分は本当はどうしたいんだろう 」と少しでも考えたなら、それだけで十分です。

もっと社会人の人生や仕事に刺さる作品を探したい方は、こちらにもまとめています。

05 自分の人生を決めるのは、今日じゃなくてもいい

同じ道を進む社会人を横目に別の道を見つめるスーツ姿の男性

大きな決断より、「 これは自分が選んだ 」と思えることから

ここまで読んで、「 じゃあ、明日から人生を変えよう 」と考える必要はありません。

会社を辞める必要もない。

引っ越す必要もない。

突然、新しいことを始める必要もない。

むしろ、そんな大きな決断を急いでしまったら、また「 誰かに言われたから 」と同じことを繰り返してしまうかもしれません。

まずは小さなことでいい。

今日の休日をどう過ごすか。

何に時間を使うか。

誰と会うか。

何をやめるか。

何を食べるか。

どんな映画を観るか。

「 これは自分が選んだ 」と思えるものを、一つ増やしてみる。

それだけでも、少しずつ感覚は変わっていきます。

人生を一気に変える必要はありません。

自分の人生を、自分の手に少しずつ戻していけばいいのです。

自分の人生に、他人の正解を置かなくていい

親の人生でもありません。

会社の人生でもありません。

友人の人生でもありません。

世間の人生でもありません。

もちろん、家族と相談しながら生きてもいい。

誰かの助けを借りてもいい。

周囲の期待に応えることが、自分の幸せになる場合だってあります。

ただ、それでも最後に、「 私はこれを選ぶ 」と言えるなら、それは自分の人生です。

人生には、最初から正解が用意されているわけではありません。

だから、正解を探し続けなくてもいい。

選んだ道を歩きながら、「 これでよかった 」と思える場所を探していけばいい。

自分で決めるとは、未来を完璧に予測することではありません。

不確かな未来に対して、自分なりの一歩を選ぶことです。

06 まとめ|自分の人生だから、最後くらい自分で決めていい

嵐の中、泥だらけのスーツで迷いなく険しい道を進む男性

自分の人生なのに、自分で決められない。

そんな状態になるのは、あなたに意志がないからではありません。

失敗したくない。

後悔したくない。

周囲を困らせたくない。

「 普通 」から外れるのが怖い。

そうやって真剣に考えているからこそ、簡単には決められないことがあります。

でも、人生に最初から用意された正解はありません。

人の意見を聞いてもいい。迷ってもいい。一度決めたことを変えてもいい。

それでも最後に、「 私はこうする 」と言えるなら、それでいいのだと思います。

大きな決断は、今日しなくても構いません。
まずは、自分で選べる小さなことから。

そして、もし今夜少しだけ自分の人生について考えたくなったなら、一本の映画を観てみてください。

映画の主人公が選んだ人生と、自分が選んできた人生。

その違いを眺めているうちに、もしかすると忘れていた自分の気持ちが見えてくるかもしれません。

自分の人生なのだから、最後くらい自分で決めていい。

その決断が正しかったかどうかは、選んだあとに考えればいいのです。

見たい作品が決まったら

嵐の中でタブレットで映画を見つめる泥だらけの男性

今回のように、映画をきっかけに自分の人生について考えるのも、動画配信サービスの一つの楽しみ方です。

「 この作品を観てみたい 」と思える映画が見つかったなら、まずは配信状況を確認してみてください。

見たい作品が決まった方はこちら

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この記事で見つけた一本が、今のあなたにとって少しでも何かを考える時間になればと思います。

本記事はプロモーションが含まれている場合があります

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