一般的な蕎麦って、そば粉の割合がどのくらいなのか調べてみた!
スーパーなどで販売されている乾麺の蕎麦って、いったい何割のそば粉が入っているのか気になったことはありませんか?
袋を見ても書いていないですし… あまりにも安いのでそば粉がほとんど入って無さそうでとっても怪しいですよね…
そこで今回は、一般的に販売されている日本蕎麦のそば粉の割合を調査してみました!
ぜひご覧ください!
- 目 次 -
01『 蕎麦(そば) 』の基準
スーパーやコンビニで販売されている蕎麦には、主に乾麺タイプ、生タイプ、冷凍やチルドなどの即席麺タイプの種類があります。
実はこのタイプによって蕎麦の基準が違うのです!
ちなみに全国製麺協同組合連合会では、そば粉が30%以上、小麦粉70%以下の割合で作られてものが『日本そば』と呼ばれています。
▼生タイプの場合
日本農林規格(JAS)法において生の蕎麦の場合は、そば粉の割合が30%以上であれば「そば」と記載してよいとされています。
つまり、生タイプの蕎麦は全て「そば粉」が30%以上入っています。
▼乾麺(干し)タイプの場合
乾麺のそばにおける「そば粉の配合割合」についての表示は「乾めん類品質表示基準」により定められています。
そば粉の割合が何%であっても、わずか少しでもそば粉が入っていれば「そば」と記載してよいとされています。
ただし、30%未満の場合はパッケージなどに使用割合を記載することが義務付けられています。
つまり、1%でも「そば粉」が入っていれば「そば」として販売できます。
乾麺の蕎麦を購入する場合は、裏面までしっかりと確認しましょう!
▼「即席麺」タイプの場合
水で洗えばすぐに食べれるような即席麺は、そば粉が30%以上使用されていないものは「そば」としての販売ができません。
つまり、即席麺タイプの蕎麦は全て「そば粉」が30%以上入っています。
02「そば粉」の割合をすぐ見抜けるテクニック!
タイプによって『そば』の表記基準が違うというのは驚きですよね。
では、そば粉の割合が3割以上であれば「そば」と表記が出来ても、それが4割なのか、6割なのかというのは、記載する義務がないのでわからないんですよね…
商品名に「二八そば」、「十割そば」などと書かれていればわかりやすいのですが、ほとんどの商品には記載がありません…
よって、価格が高い蕎麦を食べてみたいけれど、そば粉の割合が書いていないので購入をためらってしまう人はきっと私だけではないはずです!
でも!
小麦粉とそば粉のどちらが多く使用されているのかがすぐにわかる方法があります!
それは、パッケージの「原材料名」をみればすぐにわかるのです!
原材料名の表示には、使用原料が多い順番に記載しなければならないという規定があります。
よって、
『そば粉、小麦粉、●●●』
と、そば粉が先に記載されていれば、そば粉が5割以上使われていることになり、
『小麦粉、そば粉、●●●』
と、小麦粉が先に記載されていれば、そば粉が5割未満であることがすぐにわかります!
蕎麦は「そば粉」が多いほうが美味しいので、そば粉が先に書かれているものがオススメです!ぜひ参考にしてみてくださいね!
03 飲食店には「そば粉」の規定がない!
市販されている商品には厳格な規定がありましたが、実は飲食店の蕎麦についてはそば粉の配合に関する制約も規定も無いんです!
つまり、そば粉が0%でも実は問題ありせん。
よって、ほぼ小麦粉に蕎麦の色を付けただけの安い蕎麦が流通したことが、立ち食い蕎麦が普及した理由でした。
ただし、近年では競合争いのために品質が上がっており、そば粉を5割以上使用したチェーン店も増えています。
数年前と比べ、立ち食い蕎麦も本当に美味しくなっているんだそうです!
ちなみに飲食店が公表しているそば粉の割合が毎年違うのはこの品質改善のためです。
04 一般的な「そば粉」の割合は?
蕎麦には、いろいろなタイプの規定があることがわかっていただけたかと思います!
- そば粉が30%以上使用していないと『そば』と記載できない
- そば粉が30%未満だと「そば粉含有量●%」と記載しなければならない
- そば粉は小麦粉よりも高い。
この3点からしても、市販されている蕎麦の『そば粉』の割合は30%が一般的だと言えるでしょう!!
ちなみに100均で販売されているものは30%未満のものが多いです。
私の家の近くでは、そば粉が10%や20%のものがほとんどでしたね。
あとは価格が高いものほど、そば粉の割合が増えていきますよ。
ちなみにですが、蕎麦を茹でた『そば湯』はそば粉が多いほうが蕎麦の香りが強く、美味しくなりますよ!
05 安くて美味しい!オススメの絶品蕎麦!
そば粉の割合の見方がわかるようになってから、これまでにたくさんの蕎麦を食べてきました。
実は美味しい蕎麦の条件は、そば粉の割合だけが全てではありません。
製法や加工法によって味は全く変わってくるのです。
そば粉の割合だけで言うのなら、そば粉が5割以上がオススメです!
スーパーやネットショップで乾麺や冷凍麺、即席麺などいろいろ食べてみた結果、最も美味しく、コスパの良いと思った蕎麦をご紹介します!
ちなみに盛り蕎麦などの冷やしのほうが美味しさがわかりやすいので、冷やしで食べたときに美味しいものをご紹介しますね。
まず冷凍麺なのですが、美味しいですがスゴくかさばりますよね…。3食パック以上になると大きすぎて冷凍庫に入らないのでオススメしません…
さらに、水で洗うだけで食べられる即席麺は腐らないように添加物が大量に入っているのでどれも美味しくないです。
即席麺を買うぐらいならむしろ食べないほうがいいです。
生タイプはコシがなくてあまり日にちが持たないのと、添加物が多いのでやはり美味しくありません…
よって、最も美味しいのは乾麺です!というわけで乾麺のオススメ商品をご紹介します。
▼星野物産 新・信州田舎そば『小諸七兵衛』
私が最もオススメするのはこの『小諸七兵衛』です。美味しさと価格のコスパが最強です。
原材料は「そば粉、小麦粉、食塩」と、そば粉が先に記載してあるのでそば粉の割合が多い蕎麦です!
ちなみにそば粉が5割、小麦粉が5割の5割蕎麦です。
この商品はTVでも話題となったほど有名で、蕎麦の風味や食感、そば湯の香りまで美味しいんです!リーズナブルな価格もオススメポイントです。
ちなみに100gあたり、たったの約88円(税抜)ですよ!
蕎麦はそば粉の割合と100g当たりの単価で比べるとわかりやすいですよ。
この商品は、蕎麦の美味しさとコスパのバランスが抜群な最もオススメの蕎麦です!
普段は1袋100円程度のそば粉の割合が低い蕎麦しか食べてない。という方は本当の蕎麦の美味しさに驚くはずです。
▼塩ぬき屋 極み十割そば (3袋セット)
ここまで蕎麦の味を感じる蕎麦は食べたことがありません。
小麦粉を一切使用していない、国産そば粉のみで出来た『十割そば』です!
さらに無添加なので、正真正銘の100%の蕎麦です。
そばの実の中心「芯のそば粉」を使用しているので、のど越しや噛んだときに抜ける奥深い蕎麦の香り、上品な甘み、濃厚な香りのそば湯がたまらない最高級の蕎麦です!
200g×3袋(600g)で約2,300円です。100%蕎麦粉なので100g当たり約380円と少し高めですが、その美味しさは普通の蕎麦とは比べものになりません!
十割蕎麦は普通の蕎麦と違って茹で加減が難しいため水の量や湯で時間など、必ずパッケージの説明通りに作ってください。
また、十割そばの美味しさを100%堪能するために『冷やし』で食べてみてください。
口に入れたときに感じる蕎麦の風味と香りが絶品なので、塩だけでも美味しいですよ!
最後の濃厚なそば湯も絶品です。美味しさだけでみればこれ一択です!
この究極の蕎麦をぜひ堪能してみてください。