思春期の娘が父親を臭いと感じるのは人間の遺伝子が原因だった!
男女の違いは身体だけではありません。
女性は男性に比べて嗅覚が鋭く、臭いにとても敏感です。
実は、女性は男性の遺伝子を嗅ぎ分ける能力を持っているのです!
思春期ごろになると、女性は父親の臭いを嫌うようになります。
一般的には反抗期と呼ばれていますが、 実はこれは女性が近親交配を避ける人間の本能によるものなのです。
今回は女性だけが持つ、匂いを嗅ぎ分ける本能についてご紹介します。衝撃の真実をぜひご覧ください!
01. 女性は男性を匂いで嗅ぎ分けられる!
女性が嗅ぎ分ける匂いは、HLAと呼ばれる遺伝子です。
HLAとは免疫に関わる、白血球の血液型のことです。
ABO式血液型とは違い、HLAの型は複雑で父親と母親から受け継いだ2つの型が1セットとなって、A,B,C,DR,DQ,DPなどの抗原の組み合わせによってタイプが分かれ、人によって数百万以上のタイプがあります。
HLAの型にこれほどのタイプがあるということは、免疫に対して多様性があるということです。
よって、HLAの型が自分とは離れた人との子供ができれば、さらに多様なHLAの型を持った子供が生まれるということになり、様々な病原体に対応できるようになるのです!
また、女性が男性のHLAの差を匂いで嗅ぎ分けられるという能力は、父親から受け継いだHLA 遺伝子に依存しています。
よって、父親から受け継いだHLA遺伝子をもとに、その型とは違うHLAを嗅ぎ分けています。
つまり、自分と近い臭いには拒絶反応を起こすため、父親などの近親者の臭いを「臭い」と感じるようになるのです。
これが、思春期の娘が父親に対して「臭い」「一緒に洗濯したくない」「近くに来てほしくない」と感じるメカニズムなのです!
つまり、父親である男性はどんなことをしても、娘には基本的に臭いと嫌われてしまいます。
大切なのは嫌われないように娘と距離を置くのではなく、事前にこのことを娘や家族全員に説明してあげることです。
そして、これは成長の証として喜んであげるべきなのです。
ただし、これを遺伝子によるものか。と安心してはいけません!
「体臭」「加齢臭」「不衛生」による匂いは待ったくの別モノです。匂いの敏感な時期にはこれらも特に臭く感じるので常に清潔を心掛けましょう。
02. 女性が良い匂いだと感じる男性
女性は、HLAの型がかけ離れている男性を心地がよいと感じます。
女性は父親とは逆に、自分とは遺伝子的に遠い異性の臭いを「良い臭い」だと本能的に感じて「好きな男性」だと感じます。
この本能によって遺伝子的に遠い男女が夫婦となり、免疫により強い子供が産まれるのです!
03. 女性は出産すると臭いの好みが変わる!
女性は出産すると男性に感じる臭いの好みが変わると言われています。
出産した子供が息子だった場合、自分の遺伝子に近い息子を愛するために、臭いと感じないようになるためです。
よって、今まで好きだった夫の匂いも好みではなくなることもあります…。
子供が生まれると嫁の態度が変わる。というのもこれが1つの原因かもしれません。
男性にとっては恐ろしいことですね…。
04. まとめ
いかがだったでしょうか。
女性は本能的に匂いで男性を嗅ぎ分けています。
自分の遺伝子に近い匂いを「臭い」と感じ、遠い匂いを「良い匂い」と感じているのです。
実は動物でもメスは免疫の型を匂いで嗅ぎ分けることにより、交尾の相手を選択し、生理的に妊娠をブロックしています。
娘がいる方は、これがわかっていれば娘が思春期になった場合、どう接すればよいかがわかると思います!
思春期の娘には無理に接する必要はないのです!
むしろ人間としてちゃんと育っているのだと喜ぶべきなのでしょう!