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海外の夫婦もお小遣い制なの?世界の家計の管理方法を調査してみました!

日本では結婚すると嫁が夫の給料をもらい、夫にお小遣いを渡して財布の紐を管理するという「お小遣い制」という奴隷制… あ、いや結婚制度があります。

日本ではよく見られる家計の管理方法なのですが、よく考えればおかしいと思いませんか?

だって、一家の大黒柱で給料を得ている夫のほうが妻に養われているんですよ。

これは世界でも共通なのでしょうか?

そこで、今回は海外の家庭ではどのように夫婦で家計を管理しているのかを調べてみました!

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01 お小遣い制がある国

日本では家計の管理は妻が行っている割合は約60%、夫が管理している割合は約25%、共同で管理は約15%だというデータがあります。

つまり、妻が管理している割合は共同で管理も含めれば約75%ですので、家計の管理は妻が行っている割合がとても高いですね。

では日本のように、妻が家計を管理している割合が多い国はどこなのでしょうか。

▼妻が家計を管理していることが多い国

  • 日本
  • 韓国
  • ベトナム
  • 中国
  • シリア
  • タイ
  • ミャンマー

なんとアジアばっかりなんです!
この中でも韓国やベトナムは日本と同じようにお小遣い制が一般的で、その他の国は割合としては多いそうです。

実は世界で見れば、日本、韓国、ベトナムの三国でしかお小遣い制が当たり前でしかないのです!

02 お小遣い制がない国

では、妻が家計を管理するお小遣い制ではない国ではどのように管理しているのでしょうか?
国ごとに見てみましょう!

■フランス
夫婦で共通の口座を使うのが一般的。

■ドイツ
夫婦で共通の口座を使うのが一般的。

■イギリス
夫婦で一緒に管理することが多い。

■イタリア
夫婦で一緒に管理することが多い。

■スペイン
夫婦で一緒に管理することが多い。

■オランダ
夫婦で一緒に管理することが多い。

■アメリカ
夫婦で一緒に管理することが多い。

■カナダ
夫婦で共通の口座を使うのが一般的。

■ブラジル
共働きだと個々で管理し、妻が専業主婦の場合は夫が管理することが多い。

■インドネシア
夫が管理するのが一般的。

■トルコ
夫が管理するのが一般的。

■フィンランド
個々で管理して、どちらが何を払うのかを決めることが多い。

■ウクライナ
夫婦で半々で家計にお金を出すことが多い。

■マレーシア
夫が管理するのが一般的。

現代では世界でも共働きで働く夫婦が一般的なので、お互いで管理することが一般的なようです。

また、上記以外の国でも同じような感じらしいですよ。

こうやってみると、お小遣い制というのは世界的には常識なんかではなく、むしろ海外からはこの「お小遣い制」が変だと思われているようです。

「この制度で人生何が楽しいの?」
「結婚生活が辛くなるだけ…」
「結婚という名の嫁の奴隷じゃん…」

などと言う意見が多く、日本の離婚率が高いのはこのお小遣い制が原因ではないかという指摘も多くあります!

そう考えると、たしかにそうかもしれませんよね…

やはりこのお小遣い制はおかしいのです!狂った制度なのです!

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03 お小遣いの平均金額は?

夫が自分で稼いた給料なのにそれを全て嫁に奪われ、その中からお小遣いとしてわずかな少額を渡されるなんて、よく考えれば本当に奴隷制度にしか思えませんよね…

ではお小遣いとして貰えているのはいったいどのくらいの金額なのでしょうか?

ある調査によれば、日本の平均のお小遣い金額は約30,000円なんだそうです。

1日1,000円ということですが、これはお昼ごはん代が含まれる場合が多いんだそうです…

外食なら1日1,000円なんでお昼ごはんでほぼ消えてしまうので自分で使えるお金はほとんど残りません。飲みに行くなんて絶対に出来ません!

例として私の同僚の話をしましょう。

お昼は奥さんがわずかな量のお弁当を作ってくれます。その他に1日200円が支給(本人が”支給”と言っていました笑)されるんだそうです。

また、飲み物は支給されないそうで、その200円の中から飲み物を購入するかを選択しなくてはならないということ。
さらに、この制度は平日のみで土日祝日は支給されないんだそうです。

同僚は、コンビニで1Lの紙パックのお茶を購入し、少量のお弁当では満たされない空腹感を満たし、わずかに余ったお金を必死に貯めて1年に一回だけ大好きなスニーカーを買うのが生きがいなんだと言っていました…

彼に結婚て幸せなのかい?と聞いてみたらこう言いました。

『でも、子供はかわいいですよ。』

『子供は』か。それが全てを語っていましたね…

いったい結婚て何なんだろうと思ってしまいますよね…。

04 日本の離婚率

ではこんな奴隷制度の高い日本の離婚率はいったいどのくらいなのでしょうか?

厚生労働省が公表している「人口動態統計月報年計(概数)の概況」によると、令和3年における婚姻件数は50万1116組。離婚件数は18万4386組とのことです。

なんと「3組に1組が離婚している」のです。

多いですね…
あの結婚式での永遠の誓いとはいったい何なのでしょうかね笑

05 最も良い家計の管理方法はなに?

日本のお小遣い制度は世界的に見れば非常識であることがよくわかりましたね。
では、最も良い家計の管理方法はいったい何なのでしょうか?

それにはまず、現代の日本の夫婦の生活スタイルに合わせて考えなくてはなりません。

まず、現代では夫婦共働きの割合が多く、2015年時点で約65%以上となり、それに比例して専業主婦の家庭の割合は年々減少し続けているそうです。

また、日本におけるこの「お小遣い制」というのは、専業主婦が多かった時代に生まれたものです。夫は仕事で金を稼ぎ、妻が家事や子育てなど家庭の仕事を行うという分担をしていたためです。

つまり、お小遣い制というのは現在の日本の時代には全く合っていないのです!

さらに、同じように共働きが多い国も参考にすると、以下の管理方法が今の日本に最も適した管理方法かと思います!

▼理想的な家計の管理方法!

01 夫婦ともに個々で口座を用意。自分の給料はそれぞれの口座で管理する。

02 夫婦共通の口座を用意して、それぞれの口座からお金を入れる。
⇒事前に最低限に入れる金額などを決めておく。

03 共通の口座から家賃や光熱費などの支払いを行う。

04 共通の口座の余った分で共通の食費や生活用品の購入に充てる。

05 共通の口座をもう一つ用意し、これは貯金用とする。ここにも毎月お互いで決めた同じ金額を入れ、この口座のお金を使用するときは夫婦でお互いに了承をしてから使用するというルールにする。

このようにすれば、共通口座に入れた残りのお金を自分のお金として管理することができるので、お互いにハッピーに過ごすことができます!

さらに、共通の貯金口座もつくれば将来に備えることもできるでしょう!

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06 まとめ

いかがだったでしょうか?お小遣い制がいかにただの奴隷制度であり、永遠の誓いを忘れさせ離婚に繋がる制度であるかがわかっていただけたかと思います。

日本では当たり前に見えることが世界からみれば、日本のお小遣い制はとても奇怪なことなのです。

私は日本の離婚率が高いのは、現在では夫婦共働きが多いのに妻が家計や家事や子育ても行っているケースが多く、妻の方に負担が多くなっていることが原因だと思います。

共働きがあたり前の今、家計も家事も子育ても夫婦でうまく分担することが大事なのです。

お小遣い制は夫婦ともに心身への負担の多い間違った制度です!

この機会にぜひ夫婦で話あって、お小遣い制という奴隷制度を改善してみてはいかがでしょうか。

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