アスファルトは何から出来ているの?原料や寿命を徹底調査!
私たちが普段通る道は当たり前のようにアスファルトになっています。
でも、よく考えればなぜ土ではなくアスファルトなんでしょうか?
またアスファルトは何から出来ているんでしょう?
日本の全ての道がアスファルトで出来ていると言っても過言ではないですが、アスファルトは無限に造れるものなんでしょうか。
今回は普段当たり前のようにあるアスファルトについて調査しました。
実はアスファルトは深かったのです!誰も知らなかったアスファルトをぜひご覧ください!
01 アスファルトが造られた理由は?
そもそも何故、道路は土からアスファルトになったのでしょうか?
世界ではスイスの1800年代半ば頃が発祥と言われ、日本では明治11年(1878年)に初めてアスファルトの道路が出来ました。
道路が土だと、砂埃が舞ったり水たまりが出来ます。また泥になって不安定になったり、石によって転んでしまうなどデメリットが多かったのです。
さらに今後普及する鉄道や自動車の安定した移動を可能とするためにアスファルトでの舗装が急激に増えていったんだそうです。
02 アスファルトのメリット
砂埃や泥などを防ぐのであれば、コンクリートでも良かったはずですよね。
どうしてコンクリートではなくアスファルトが選ばれたんでしょうか?
最大の理由は水はけにあったようです。
アスファルトは排水性がよいため、雨でも水たまりが出来ません。
よって滑りにくく事故を防ぐことが出来ます。
また、短時間で工事が済むことや、耐久性、防音性、低費用などコンクリートよりもメリットがとても多く、これがアスファルトが選ばれた理由なんだそうですよ。
03 アスファルトの寿命
地盤や車の交通量にも大きく影響しますが、一般的には10年~15年程度と言われていて、10年を目安に張り替え工事が行われています。
ちなみにコンクリートや石の場合は15年らしいです。
古くなったアスファルトの道路は原料であるアスファルトを取り除き、石や砂の部分は再度新しいアスファルトの道路の材料になるんだそうです。
04 アスファルトは何から出来ているの?
現在では、日本中の道路を埋め尽くしているアスファルトですが、そもそも何から出来ているんでしょうか?
道路の長さを考えても、材料が無限にあるんじゃないかと思うくらいすごい量ですよね。
ただの石ころというわけでもないでしょうし、気になります。
調べてみたところ、アスファルトの原料は原油を蒸留した残油留分で黒い液体で、このアスファルトに砂や石を混ぜて固めたものが私たちが良く知っている道路となるんだそうです。
つまりアスファルトとは砂や石をつなぎとして固めている液体のことで、砂や石が固まった道路のことではなかったのです!
ちなみにアスファルトと呼ばれる道路の原料はほとんどが砂や石なんだそうですよ。
アスファルト工事の直後に石油の匂いや表面に浮いている油こそが本当のアスファルトなんです。
さらにアスファルトは新潟県、山形県、秋田県、北海道の油田から産出しており、国内産なんだそうです。
砂や石は全国どこでも採れますからね。
これで日本中の道路がアスファルトで出来ていることにも納得できましたね。
05 まとめ
アスファルトとは原油を蒸留した残油留分で黒い液体のことで、このアスファルトに砂や石を混ぜて固めたものが私たちがよく知るアスファルトと呼ばれる道路なのでした。
また、アスファルトが選ばれている理由は雨が降っても水が貯まらない、短時間で工事が済むことや、耐久性、防音性、低費用などメリットがたくさんあるからだったのです。
材料もほとんどが石や砂で、アスファルト自体は少量で済むために日本中の道路をアスファルトでつくることが出来たのも納得できますね。